2018年8月25日土曜日

ハムフェア2018

平成最後のハムフェアに行ってまいりました。
初日、比較的早い時間に入場して、会場の調査(笑)を行うのが通例なのですが、今年は仲間の明確な目的を最優先してブツを探して回るという展開でした。
なので、私の好みのブツのありやなきやは二の次になっていまして、去年みたいな書き方ができません。

今年は仲間のそろえたいという希望をもとに、1200MHzが出るFMトランシーバを最優先で探しました。モノバンドではなく、430とのデュアル、144及び430とのトリプルバンド機を見て回ります。
これが意外とありません。ケンウッドでいえばTM-833やTM-941/942シリーズがターゲットとなりますが、見かけたのはわずかで、見つけたらすぐに「買います!」と素早く意思表示することでなんとか購入することができました。
ほか、1200MHzFM機では、430と1200のデュアル機のTM-841があまり状態が良くないながらもとても安価であったのですが、これは躊躇しているうちに他の人の手元に…
あと、マキ電機のトランスバータUTV-1200BIIはわりと見ていて、旧来のアナログなトランスバータを卒業して、PLLのものに移行するとか、メーカー製のトランシーバに移るとか、あとは同社の廃業に伴っての売却…のせいしょうか。でも、これから1200を始める人には親機の144MHz機があれば始められるので、興味を持つ人には訴えるものがあったのではないでしょうか。出ていた値段はピンキリでした。

次のターゲットは、仲間のハンディ機で使うイヤホンマイク(タイピン型)です。ケンウッドTH-59で使うのですが、去年、会場で壊れて、会場内で安価な互換品を見つけたのですが、これがなぜかプラグが合わないwので、購入を断念しています。その後そのまま1年経って、スピーカーマイク型のSMC-34を使って連絡を取り始めたのですが、これが不便なもんですから、探してほしい宣言があり、急きょタイピンマイク(できれば純正)捜索隊が結成されて、会場内を手分けして探し始めます。
毎年、ケンウッドのオプション品を多く並べてくれている東北地方の会社でも、今回はEMC-3を持ってきておらず、会場内を探すしかありませんw それでもしばらくすると、発見の声があり、確保に至りました。

そしてその次のターゲットは単三電池です。分かれて会場内を捜索しつつ連絡をとりあっていると、ハンディ機の電池の消耗があります。ローパワーでしゃべっていても、入っている電池が去年のハムフェアで使用したものだったりすると、午前中で送信不能になったりするのですが、予想どおり「電池消耗!」宣言です。
仕方なく、場内を探すと、比較的簡単に単三電池をはじめ各種電池をもってきているブースがあったので、そこで購入、ことなきを得ました。

あとは、1200MHzのループ八木や、私が探していた型遅れのHF機など、右往左往していた割には探したいものを確保できています。
今日はそんな感じで、その後りんかい線で大井町移動して祝杯をあげ、〆のラーメンを食べて帰ってきて、今に至ります。
例年もそうですが、何キロくらい歩くんでしょうねw お祭りは楽しいのですが、なかなか疲労困憊です。さて、明日はどうしよう。

2018年7月8日日曜日

TR-2300の周波数インジケータ

私のTR-2300ですが、長らく周波数インジケータの真ん中の部分の赤いところが色あせて、こんな感じになっています。メインチャンネルにしていることが多いので、「00」と焼けたあとがあります。
これ、なんとかならないものかと長年漫然と考えていたのですが、先ほど、ふと、赤マジックで塗ればいいじゃんと思いつきました。
もっと先の細いマジックがあれば良かったのですが、恐る恐る塗ってみると、こんな感じに。
少々はみ出たり、塗りが足らなかったりと、まあ、素人仕事丸出しですが、ダイヤルを取り付けてみるとこんな感じに。
マジックの赤が素通しのダイヤルの周波数表示のところに移らないように、ダイヤル取り付け時は気持ち手前にしました。
下の画像は、水晶の切り替えを144MHz台が挿してあるAに、+20KHzのプッシュスイッチはOFF、ダイヤルは84で、144.84MHzを受信中です。
まあまあ良いじゃないですか。底面のスライドスイッチでライトを点灯してみると、
OKOK、上出来です。なんとなく新しくなった気分です。今日は6m&Downコンテストをやっているので、新鮮な気分でSWLの時間になりました。


2018年6月24日日曜日

久しぶりに1300で運用でした。


TR-1300とVL-1300を久しぶりにチェックしてみると、ちゃんと動作しているようです。
Eスポも発生しているようで、ノイズブランカ入りっぱなしのせいもあり、がさごそとバンドは賑やかです。
そんな合間を縫って、直接波で信号の強い局がCQを出していたので呼んでみると、59-59でQSOできました。

最近はみなさん50Wだ100Wだ200Wだって出力を手軽に出せるので、強く聞こえても10Wで呼んだら届かないってことがあるのですが、本当にS9ですよって言ってもらえたのでニコニコ。


このときは、マイクロホンをRANGER SRA-198に交換して送信していたのですが、音質的にも悪くないとの評価をもらっています。
このマイクですが、ブランド名でわかるように、米国でCB機用に売られているものなのですが、見た目とは違って歪まずにきれいな音なんです。
単一指向性でゲインが低いので、「送話口」と言えそうなデザインのダイナミックマイクのユニット部分にかぶりついて声を出さないと出力が小さいのですが、意識してはきはきと明朗な声を心がけてしゃべると、けっこう良いんです。

そんなレポートをもらって機嫌が良いので、今夜はAMのロールコールでも聴いてみましょうか。 VFO-40は50.5を超えると発振が弱くなり、感度が落ちるのが難点で、取扱説明書にもそのようなことが書いてありましたが、それはそれとして。良いアンテナや高出力の局なら聞こえるでしょう。
SSBでAMの複数の局をとっかえひっかえ復調するのは、ゼロインのためにダイヤルを左右にうろうろさせなければならないので面倒だったり、古いトランシーバの局だと変調の深さに応じて周波数が動いたりと大変なのですが、それはそれということで。

ところで、VFO-40のダイヤルって、同じようなデザインのTS-600/700とは違って、照明がダイヤルに当たるようにスリットが切られていない(注)ため、暗闇では1KHz直読ダイヤルを読めません。

(注:2023/5/15)照明がダイヤルに当たるようにスリットが切られているのはFT-101(初代~E)ですね。TS-600/700と勘違いしてました。


また、TR-1300も電池運用を前提とした「ハンディ機」だったため、周波数インジケータの照明とSメーターの照明が共通なため、暗いところではメーターを読めません。
安定化電源に繋ぐ前提であるVL-1300のレベルメーターの煌々とした明るさと比較すると、TR-1300のSメーター照明の暗さ(ダイヤルの照明と共通で、電球1つで照らしています。)がよくわかります。


(追加1)
というわけで、暗闇で撮影しなおしてみました。上段のTR-1300のSメーターの照明に比べて、下段のVL-1300の照明の明るいこと。

(追加2)
同じく暗闇でVFO-40のダイヤル部分を撮影。窓の中の光が1KHz直読ダイヤルに導かれておらず、周波数が大雑把にしか読めない絵です。


TR-1300、VL-1300にVFO-40を組み合わせて、机の上に並べて楽しむという嗜好は、ミズホのピコ6にリニアアンプなどを専用ラックに取り付けて楽しむというものと同じ傾向なんでしょうね。40-30年前の中学生に戻った気分になります。

2017年9月4日月曜日

ハムフェア2017

去年のハムフェア雑記から数回しかblogを書いていませんが、今年も初日に行ってきました。
例年とは違い、一つ上のフロアなので、待機列のためのスペース以外の部分が少なく、開場前は狭いフロアに人と物が置かれて窮屈でした。
例年のとおりメーカーブースにはあまり近寄らず、もっぱらクラブの一般展示の販売品目当ての徘徊です。

【今年目に付いたもの】

めずらしい物では、

・IC-212/IC-20L/IC-3PSのセット(202ではなくて212ってのが珍しいです。)
・IC-502/IC-50L/IC-3PSのセット
 言わずもがな、井上電機製作所の縦型ハンディ機の144MHzFM版と50MHzSSB版のセットです。これが2セットも出てくるなんてことはレア中のレアだと思います。
・FT-2Fと純正電源のセット
 八重洲の144MHz水晶式12chモービル機、販売時期がアポロ12号の月面着陸と前後していた頃なので、スタンバイピー標準装備です。これの純正電源とのセット。
・LINER2と純正電源のセット
 日本電業の144MHzSSB機、ライナー2自体は珍しくないのですが、カタログに載っている純正電源とのセットです。

が目を引きました。

モービル機では、
LINER2DXを複数見た(ちょっと心が動いたw)のと、
八重洲の初期のCPU搭載PLLシンセサイザのCPU-2500がありました。
福山のJunior 10cがあったような気がしましたが、よく確認できず。
福山といえば、MULTI700/400Sあたりに付いていた金色のマイクロホンを2つ並べて売っていたブースがありました。1つ1500円だったかな?なぜかマイクだけですw
あとは、極東の羊羹型ではない普通の形をした水晶式のモービルトランシーバ、フロントパネルにプッシュスイッチがあるタイプのFM144-10Sでしょうか、これを見かけました。

ハンディ機では、
ミズホのSB-2X(値段が高かった)、NECのCQ-P2600あたりが珍しかったかな。
両方とも144MHzのSSB機ですね。

販売店のブースの折り畳み机下のカゴの中には、
・SR-C140(羊羹型144MHz水晶式12chFMモービル機、マイク付き)
・SR-C430(羊羹型430MHz水晶式12chFMモービル機、マイク付き)
・SR-C145(水晶式144MHzFMハンディ機、ソフトケース付き)
・そして、PALMSIZER II(福山のPALM IIを強引にシンセサイザ化したハンディ機)
が1000円未満でありました。
値段がジャンクなので、たぶん動作しないんだろうな…

これから先は珍しくもないのですが、
固定機では、
・TS-680S/V
・TS-850S/V
を多く見かけました。
今年は680と850が豊作なのでしょうか。
最近、ヤフオクでもよく見ますね。
あとはTS-520のS/Vタイプを複数見かけました。520は毎年多くの台数を見ますが、よくあるD/Xタイプではなく、S/Vというのが印象に残ってます。

自分の趣味的要素が大きいところでは、
まあまあきれいなTR-2300の箱付きが8500円というのがありました。

私はといえば、ケンウッドのハンディ機のマイク、SMC-32/33/34を探していたのですが、安くて良い物が見つけられず。また、FT-897DMの良い物があれば…と思っていたのですが残念ながら出会えず。
コモンモード用フィルタに使うFT-243のコア諸々と、ネット販売などで評判の良いRadio Dreamの30Aのスイッチング電源(軽い!小さい!)を購入しました。


夕方、開場を後にして、大井町の駅裏で打ち上げです。生ビール、塩レモンサワーとレモンハイボールをたくさん飲んで、今年のハムフェアはお開きとなりました。

2017年7月23日日曜日

TR-1300、電池運用できず。

ハンディ機の定期点検ということで、TR-2300の動作チェックをし、その次にTR-1300のチェックを始めたところ、外部から電源を供給させてあげると動作するのに、電池ボックスに電池を入れて内蔵させてやっても電源が入りません。
我が家にやってきて以来、ずーっと安定化電源に繋がれていたので、気づきませんでした。

ばらしてチェックしてみると、電池ボックスからリードで背面の3極電源ジャックに来るところまではちゃんと電圧がかかっています。しかし、3極の電源プラグを抜いた状態では電池からの電圧が本体にかかりません。
それどころか、恐る恐る電池ボックスを入れ、電源が入らないのを確認する度(たび)に素早く電池ボックスを外すと、電池ボックスから来る電圧を受け止める1300本体側の電極部分が熱を持っています。何らかの原因でショートしているようです。

電池ボックスまわりの配線はチェックしても問題ないし、外部から電源を供給すれば正常に動作するので、「3極ジャック自体の、3極プラグを挿さないとき」に発生するトラブルと特定しました。

通常のDCジャックやイヤホンジャックの場合は、プラグを挿さないと2番ピンと3番ピンが導通、挿すと2番ピンと3番ピンが切り離されるという単純なロジックです。(これ、えらそうに書いていますが、DCジャックのロジックのおさらいに モバイル電子工作の第一歩!3端子DCジャックの使い方 を読みました。)

当時トリオや井上で使われていた3極ジャックは少し複雑で、表から見える3つのピンに加えて裏側下部に2つ端子があって、プラグを挿していないと下部の2つの端子が導通していて、プラグを挿すと(仮称)3番ピンが下部の右側の端子と導通するといった…このへんはうろ覚えです…ロジックになっています。

内部にどうトラブルが発生しているのはわかりませんが、電池使用時に仕様通りの動作をしていないということで、TR-1300 DCジャック変更 (2020/8/7 当該blog移転先にURL変更)を参考にさせていただき、入手しやすいDCジャック・プラグに置き換えることで解決することにしました。

3極ジャックは背面表側から左右2つのビスで留められています。同じように左右から留められる仕様のDCジャックを探すところからスタートです。
webで「DCジャック ビス留め」で検索すると マル信のMJ-065Mという製品がヒットします。ビス穴がプラスチックなので強く締め付けると舐めそうですが、注意して締め付ければ良さそうです。

また、3極ジャックのほうは、プラグを挿している状態(つまりこれまで外部電源で電圧をかけていた状態)ではトラブルが無かったので、プラスとマイナスが掛かっている2つのピンのみを使用することにして、VL-1300から来た3極プラグをDCプラグに変換するための変換コードとして活用することにしました。こうすればVL-1300は弄らずに済みます。
これで外部電源でも、外に持ち出して電池でも使えます。

webを参考にさせていただいた諸兄、ありがとうございました。

2016年8月31日水曜日

FT-817考

【8/31付けの記事として再構成しました。】

八重洲FT-817、かつて一度買ったことがあります。私の場合は、一度買って、売って、再び買うということがけっこうあるのですが、817に関しては一度買って、売った状態のままです。

この手の無線機は、他にFT-100D、IC-706MKIIGと使ったことがあるのですが、小さな筐体で多くの機能を実現しようとしていることから、ボタンの数に制限があり、その少ないボタンで操作するメニューの階層が深いので、使いにくいという印象をもったままです。
それでも、FT-817は「ハンディ」機であるということから、一度は使ってみたいと思っていました。そして何年か前のハムフェアのときに買ってみました。

そのFT-817NDは、アサップシステムの電池ボックスに入れる電動ファンとノブ付きのメインダイヤルを入手して、INRADの2.9KHzの広いSSBフィルタを入れ、ケンウッドMC-90を8ピンメタルプラグからモジュラープラグに変換して、東京ハイパワーのHL-724D(144/430MHz 入力5W-出力25Wのリニアアンプ)を繋いでSSBで電波を出してということをやっていました。八重洲っぽい音じゃないですね、と言われるのが面白かったです。
そこまでやると使いにくさもあり、飽きてしまって売ってしまいました。

私が売ってしまってから数年経ちましたが、FT-817NDは未だに現役の機種として販売されています。画像は八重洲のwebからキャプチャーを撮ったのですが、2001年グッドデザイン賞受賞との記載があります。今年は2016年ですから、少なくとも15年間は売っているんですよね。FT-101シリーズよりも息の長い長い商品です。
対抗機だったIC-703がずいぶん前に販売終了した後は、電池で稼働するマルチモードの無線機って、このFT-817NDだけですから、貴重な存在になってしまいました。というか、このシリーズの新機種は出てこないのかしら、他のメーカーからでも良いのに。

もし再びこれを買ったら今度は何をしましょう。
フィルタは元々の村田CFJ455K14からCFJ455K13の広いやつに変更します。実はその広めのフィルタは変えてやろうと思って既に入手済だったのですが、今はジャンク箱のどこかに埋まっているはず、サルベージしておかないともったいないです。これを使って、平時は村田の広いフィルタで送受信、QRMで上下の周波数を切りたいときには狭いフィルタに切り替えて使うというのでも試してみましょうか。

最初、この記事を書いたときには、W4RTのDual Filter Optionを入れることにより、純正の村田のセラミックフィルタに加えて、メカニカルフィルタを2つ追加できるものだと思っていて、それは面白そうだと妄想していたんですが、調べてみると、このDual Filter Optionsを入れる場合には、純正の村田のフィルタを取り去る必要があるとのことでした。下の画像の右側の画像(ややこしい)に白くCeramic Filter Removedとの表現があります。
結局、純正のフィルタバンクが1つ、オプション用に1つあって、オプションのほうはメニューでCW用なのかSSB用なのか選ぶことができるという817の仕様の範囲で楽しむことになります。妄想していたように3つは入らないということで。
http://www.w4rt.com/Manuals/FT817-FAQ.pdf から抜粋

ところで、817ってSSBフィルタを切り替えると、切り替えたほうのフィルタで送信しちゃうんでしたっけ、確かそうだったような…、それとも配線をして村田の代わりにINRADの広いやつをデフォルトのフィルタとして認識させていたのかしら…、ちょっと記憶があいまいです。
比較する対象として適当ではないのですが、少ないフィルタのバンクをやりくりするという意味で引き合いに出してみると、TS-130S/Vの場合はオプションのフィルタに切り替えても、送信だけは元々のフィルタで送信するので、元々のフィルタの位置にワイドフィルタを入れて、オプションのバンクには狭いほうを入れていますが、817は切り替えに連動しちゃうんじゃなかったかな…。

また、フィルタもそうなんですが、今度使うのなら、出先でも音の良いマイクロホンで電波を出してみたいです。移動運用でいちいちMC-90を持って歩くわけにはいかないですからね、817と相性の良い、歪の少ない音が出るハンドマイクって無いでしょうか。

なんとも締まりのない話になりましたが、マルチモード、マルチバンドで電池で出られる存在というのは貴重です。そのうち(再び)買っておくべきでしょうか。

2016年8月28日日曜日

70年代のトランジスタラジオ その2

今回は東京半導体工業のJK-86。
同社からナイスキットという名称で6石と8石と2つのラインナップで販売されていた中波専用ラジオのキットで、今回の個体は8石版。6石のほうはJK-69という形式名だった記憶が。
外観は6石も8石もなくて共通です。73年前後のラ製の巻末の販売店の広告を見ると、これが掲載されていると思います。ラ製本誌での紹介記事もありました。

小学校4-5年のころでしょうか、父親にねだって、これの6石版を買ってもらいました。なんで6石版だったんだろう。その分部品点数が少なくて安いことから、父親の小遣いへの圧迫度が低かった、工数が少なくなる分子供でも簡易に作れそうだった、という理由でしょうか。

数年前に手に入れたこの画像の個体は、電池を入れてみて音が鳴らないことを確認しただけで、以降は手を入れていません。

実は、この製品にはウイークポイントがあって、バリコンの回転部の中心に選局ダイヤルをねじ留めしているんですが、これが緩むんです。
で、さらにその留めているねじの上から、周波数が書いてあるラベル(画像でいえば青く写っている部分です。)を貼るので、一度緩んだ場合にはラベルを剥がさないといけないんですね。
緩んじゃラベルを上手に剥がして、ドライバーで増し締め、またラベルを貼る、ということを繰り返していると、ラベルの見栄えが悪くなることに加え、ダイヤルのねじ留め部分がプラスチックのままで金属で強化されていないため、ついには割れて選局不能になってしまうのです。

この個体も半分くらいラベルを剥がした跡があって、ダイヤルを停めるねじが緩んでガタがある状態なのですが、まずは長い時を超えてなつかしい筐体を間近に見たかったという願望が叶ったことで満足することにします。

改めて筐体を眺めていると、TR-3500に比べても一回り大きく、初心者向けキットであるがゆえ小型化に主眼を置いていないせいで、けっこう音が良かったことを思い出します。こんなことを書いていると直したくなってきますねw