2017年9月4日月曜日

ハムフェア2017

去年のハムフェア雑記から数回しかblogを書いていませんが、今年も初日に行ってきました。
例年とは違い、一つ上のフロアなので、待機列のためのスペース以外の部分が少なく、開場前は狭いフロアに人と物が置かれて窮屈でした。
例年のとおりメーカーブースにはあまり近寄らず、もっぱらクラブの一般展示の販売品目当ての徘徊です。

【今年目に付いたもの】

めずらしい物では、

・IC-212/IC-20L/IC-3PSのセット(202ではなくて212ってのが珍しいです。)
・IC-502/IC-50L/IC-3PSのセット
 言わずもがな、井上電機製作所の縦型ハンディ機の144MHzFM版と50MHzSSB版のセットです。これが2セットも出てくるなんてことはレア中のレアだと思います。
・FT-2Fと純正電源のセット
 八重洲の144MHz水晶式12chモービル機、販売時期がアポロ12号の月面着陸と前後していた頃なので、スタンバイピー標準装備です。これの純正電源とのセット。
・LINER2と純正電源のセット
 日本電業の144MHzSSB機、ライナー2自体は珍しくないのですが、カタログに載っている純正電源とのセットです。

が目を引きました。

モービル機では、
LINER2DXを複数見た(ちょっと心が動いたw)のと、
八重洲の初期のCPU搭載PLLシンセサイザのCPU-2500がありました。
福山のJunior 10cがあったような気がしましたが、よく確認できず。
福山といえば、MULTI700/400Sあたりに付いていた金色のマイクロホンを2つ並べて売っていたブースがありました。1つ1500円だったかな?なぜかマイクだけですw
あとは、極東の羊羹型ではない普通の形をした水晶式のモービルトランシーバ、フロントパネルにプッシュスイッチがあるタイプのFM144-10Sでしょうか、これを見かけました。

ハンディ機では、
ミズホのSB-2X(値段が高かった)、NECのCQ-P2600あたりが珍しかったかな。
両方とも144MHzのSSB機ですね。

販売店のブースの折り畳み机下のカゴの中には、
・SR-C140(羊羹型144MHz水晶式12chFMモービル機、マイク付き)
・SR-C430(羊羹型430MHz水晶式12chFMモービル機、マイク付き)
・SR-C145(水晶式144MHzFMハンディ機、ソフトケース付き)
・そして、PALMSIZER II(福山のPALM IIを強引にシンセサイザ化したハンディ機)
が1000円未満でありました。
値段がジャンクなので、たぶん動作しないんだろうな…

これから先は珍しくもないのですが、
固定機では、
・TS-680S/V
・TS-850S/V
を多く見かけました。
今年は680と850が豊作なのでしょうか。
最近、ヤフオクでもよく見ますね。
あとはTS-520のS/Vタイプを複数見かけました。520は毎年多くの台数を見ますが、よくあるD/Xタイプではなく、S/Vというのが印象に残ってます。

自分の趣味的要素が大きいところでは、
まあまあきれいなTR-2300の箱付きが8500円というのがありました。

私はといえば、ケンウッドのハンディ機のマイク、SMC-32/33/34を探していたのですが、安くて良い物が見つけられず。また、FT-897DMの良い物があれば…と思っていたのですが残念ながら出会えず。
コモンモード用フィルタに使うFT-243のコア諸々と、ネット販売などで評判の良いRadio Dreamの30Aのスイッチング電源(軽い!小さい!)を購入しました。


夕方、開場を後にして、大井町の駅裏で打ち上げです。生ビール、塩レモンサワーとレモンハイボールをたくさん飲んで、今年のハムフェアはお開きとなりました。

2017年7月23日日曜日

TR-1300、電池運用できず。

ハンディ機の定期点検ということで、TR-2300の動作チェックをし、その次にTR-1300のチェックを始めたところ、外部から電源を供給させてあげると動作するのに、電池ボックスに電池を入れて内蔵させてやっても電源が入りません。
我が家にやってきて以来、ずーっと安定化電源に繋がれていたので、気づきませんでした。

ばらしてチェックしてみると、電池ボックスからリードで背面の3極電源ジャックに来るところまではちゃんと電圧がかかっています。しかし、3極の電源プラグを抜いた状態では電池からの電圧が本体にかかりません。
それどころか、恐る恐る電池ボックスを入れ、電源が入らないのを確認する度(たび)に素早く電池ボックスを外すと、電池ボックスから来る電圧を受け止める1300本体側の電極部分が熱を持っています。何らかの原因でショートしているようです。

電池ボックスまわりの配線はチェックしても問題ないし、外部から電源を供給すれば正常に動作するので、「3極ジャック自体の、3極プラグを挿さないとき」に発生するトラブルと特定しました。

通常のDCジャックやイヤホンジャックの場合は、プラグを挿さないと2番ピンと3番ピンが導通、挿すと2番ピンと3番ピンが切り離されるという単純なロジックです。(これ、えらそうに書いていますが、DCジャックのロジックのおさらいに モバイル電子工作の第一歩!3端子DCジャックの使い方 を読みました。)

当時トリオや井上で使われていた3極ジャックは少し複雑で、表から見える3つのピンに加えて裏側下部に2つ端子があって、プラグを挿していないと下部の2つの端子が導通していて、プラグを挿すと(仮称)3番ピンが下部の右側の端子と導通するといった…このへんはうろ覚えです…ロジックになっています。

内部にどうトラブルが発生しているのはわかりませんが、電池使用時に仕様通りの動作をしていないということで、TR-1300 DCジャック変更 (2020/8/7 当該blog移転先にURL変更)を参考にさせていただき、入手しやすいDCジャック・プラグに置き換えることで解決することにしました。

3極ジャックは背面表側から左右2つのビスで留められています。同じように左右から留められる仕様のDCジャックを探すところからスタートです。
webで「DCジャック ビス留め」で検索すると マル信のMJ-065Mという製品がヒットします。ビス穴がプラスチックなので強く締め付けると舐めそうですが、注意して締め付ければ良さそうです。

また、3極ジャックのほうは、プラグを挿している状態(つまりこれまで外部電源で電圧をかけていた状態)ではトラブルが無かったので、プラスとマイナスが掛かっている2つのピンのみを使用することにして、VL-1300から来た3極プラグをDCプラグに変換するための変換コードとして活用することにしました。こうすればVL-1300は弄らずに済みます。
これで外部電源でも、外に持ち出して電池でも使えます。

webを参考にさせていただいた諸兄、ありがとうございました。