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2022年11月30日水曜日

ACTION☆HANDYの筐体について

TR-3200で430MHzFMを聴くのを楽しんでいる(注)のですが、このTR-2200無印から続く「ACTION☆HANDY」の筐体は、内部に余裕があるせいか聴きやすい音が出ます。

TR-3200で430MHzのメインを聴いていて、「次回433.10、さんてんひとまるにて待機します」なんていうのを聴いていると、3200で3.10を聴いてみたいと思ってしまうのですが、その度に水晶を増やすのは切りがないですし、古い無線機を手軽に楽しむことから遠ざかってしまいます。

 

だったら2mをTR-2300で聴けば良いじゃんってことで、2mならバンド内どこにも出られる2300を出してきてみたのですが、3200の音に慣れてくると2300の音はいまひとつなんです。「ACTION☆HANDY」の後継機種のひとつ、「COMPACT HANDY」TR-2300のは、この2200サイズよりも集積化・小型化していることから、スピーカ周りの音声の響き方がいまひとつで、ダイナミックレンジの狭い音になります。聴いていて楽しい音とはいえません。

以前から我が家にあったTR-1300はSSBなので、2300の音との差はあまり気にしたことが無かったのですが、同じFMだとわかりやすいんですね。この時代の水晶発振の無線機の筐体は余裕があって、やはり良いです。

 

430を聴くならTM-833でいいじゃんってことにもなるんですが、そういうことじゃないんですよね。やっぱり70年代の無線機を今日使うのが楽しいんです。

 

(注)TR-3200にVB-3200を取り付けられるように工事設計変更の届出をして、2022/11/29に審査終了しているのですが、VB-3200の送受切替リレーの接点に劣化があるようで、VB-3200を繋ぐと単体時よりも受信感度が悪くなってしまっています。リレーなら接点洗浄剤でなんとかなるんでしょうけれど、RF GAINの回路に不具合があってこれをパスさせる必要があるなら面倒だなということで、相変わらず接続しないまま本体だけで楽しんでいる状況です。

2019年9月12日木曜日

ハムフェア2019

2019年は8/31-9/1の土日となったハムフェアです。
今年は実のところ明確に欲しいものがなくて、お祭り自体を楽しもうという趣旨で土日ともに行ってきました。

まず初日。一般展示ブースで楽しいものはないかなと歩き回ってみると、早い時間ではクラニシのNT-616が複数5000円で出ていました。これはお買い得。午後にはもう姿が消えてました。

でも最初に忘れずにJARLにカードを出さなきゃということで、メーカーブースを横切ってJARLのコーナー方向に歩くと、買わねばと思っていた「BCLマニュアル」が山積みでした。即購入。カードを出しに行かないと忘れてたところでした。
そして、途中のCQ出版社ブースで旧型機のメンテナンス本、TR-1300とVL-1300の記事があるものを購入しました。古いリグを単に磨く趣旨の記事ではなく、半固定ボリュームの位置や調整について書かれているので今後の参考にしようかと。

あと、これも早い時間でしたけど、ハイモンドの電鍵HK-704の未使用品と思しきものが安かったので、これは即買いでした。他にも数種類ありました。OMの引退処分品なのかな。
70年代のトランシーバを見かけると楽しくなりますが、今年は、JARDの新スプリアス保証リストに記載されない機種は極端に安くて誰も見向きもしないか、そもそもあまり見かけないという傾向がありました。
そろそろお昼かなという頃、地面に直置きのジャンクっぽい出し方の中に、かつてIC-502シリーズとセットで売られていたIC-SM2があったので、百円玉数個で購入、これが今年のわたし的目玉でした。
書籍とお宝
MC-90の両隣に並ぶお宝
お昼にちょっとだけビールを飲んで、午後はペースを落としてぐるぐる回って、会場の雰囲気を満喫し、大井町の飲み屋さんへ、そして大井町からの始発電車で目をつぶるともう地元駅でした。


二日目。一日目は仲間と一緒に回ったのですが、二日目は来年はひょっとしたら会場確保ができずに開催が無いかもしれないし、一人で祭りの余韻でちょっとだけ回ってみようと、午後の早めに短時間滞在のつもりで行ってきました。
初日のTH-59に代わって、二日目のお供はTR-2300です。この手のポータブルトランシーバを会場に持ち込むのは、高校二年生のとき、晴海にIC-502を担いで行って以来です。
今日はこのTR-2300で、会場内でQSOをしてみようと思います。
休息スペースの白い机の上で記念局の信号を受信中のTR-2300(わたくしの第一送信機)
ロッドアンテナが折れるのが困るので、純正ヘリカルホイップに挿し換えての受信です。まずは8J1HAMが出ていたので、パイルが治まってから呼んでみると一発で応答。会場内からなので当然だと思うでしょうが、会場内からハンディ機で呼ぶライバルが多いんです。無事QSOの後、メインを聴いていると別の記念局のCQが聴こえます。サブチャンネルに移ったところですかさず呼ぶと、QSO成立。会場内でQSLカードを発行してもらいました。
開局当時のハンディトランシーバを持ち込んでハムフェア会場でQSOをするという重要なミッションが終わったので、あとは少しだけ会場をブラブラして引き上げました。

二日目の午後、がらんとしたイベントスペース。祭りの終わりの雰囲気ですね。

2018年7月8日日曜日

TR-2300の周波数インジケータ

私のTR-2300ですが、長らく周波数インジケータの真ん中の部分の赤いところが色あせて、こんな感じになっています。メインチャンネルにしていることが多いので、「00」と焼けたあとがあります。
これ、なんとかならないものかと長年漫然と考えていたのですが、先ほど、ふと、赤マジックで塗ればいいじゃんと思いつきました。
もっと先の細いマジックがあれば良かったのですが、恐る恐る塗ってみると、こんな感じに。
少々はみ出たり、塗りが足らなかったりと、まあ、素人仕事丸出しですが、ダイヤルを取り付けてみるとこんな感じに。
マジックの赤が素通しのダイヤルの周波数表示のところに移らないように、ダイヤル取り付け時は気持ち手前にしました。
下の画像は、水晶の切り替えを144MHz台が挿してあるAに、+20KHzのプッシュスイッチはOFF、ダイヤルは84で、144.84MHzを受信中です。
まあまあ良いじゃないですか。底面のスライドスイッチでライトを点灯してみると、
OKOK、上出来です。なんとなく新しくなった気分です。今日は6m&Downコンテストをやっているので、新鮮な気分でSWLの時間になりました。


2016年8月16日火曜日

TR-2300 ポータブル7、ホテルの部屋から

子供のころからいつかやりたいと思っていた、旅行先のホテルの部屋でQSOというのをやってみました。

今回は、旅行先の現地の友人と会う直前の時間に余裕があったので、そのタイミングに試してみようと、
・TR-2300本体
・MC-20
・電源コード
・背面のMコネからL字に方向を変更しBNCに変換できるコネクタ
・これに接続する短めのアンテナ
・そして安定化電源
とともに移動です。

現代風の装備からすれば容積も重さもあるのですが、車で移動だったのでそのへんは気にせずに、また、電源もホテルからQRVと決めていたので、重ささえ我慢すれば電池不足で送信できなくなる心配もありません。
しかし、電源が重たいw 第一電波のDSP500などを購入すれば、ずっと軽くなるのですが、次回があるかわからないので、今回は倹約モードで。

アンテナも、BNCで接続する144MHzに使えるゲインもあるロッドアンテナが市販されているのですが、やはり次回があるかわからないので、ジャンク箱の中にあった144/430/1200広帯域受信対応の50cmくらいのアンテナを試してみようかと、持参です。

全体図はこんな感じ。かつてやりたかった構図そのものです。
今回宿泊した部屋はホテルの5階。窓ガラスは安全のために開けることはできないものの、網線が入っているタイプではないので電波が遮られる心配はありません。

スイッチを入れて、ダイヤルをぐるぐると回してみると、何局か聞こえます。職業ドライバーが仕事の話をしているのではなく、地元の言葉で無線家らしい会話をしているのがうれしいです。
そんなQSOを聴きながらうとうとしていると、自由時間が少なくなっているのに気づきます。まずい、電波を出さないとw
あわてて起き出し、CQを出してみます。何度かメインチャンネルで送信してみるのですが、反応がありません。
内蔵ロッドアンテナならどうだろうと、今度はそちらでCQを出してみると、応答あり(涙)

念願のTR-2300での移動地でのQSOです。今回のシチュエーションと、こういう楽しみ方をしている、といった話をすると、先方は私よりもキャリアの長い方で、ちょい古めの無線機の話で盛り上がり、長話にお付き合いいただくことになりました。いやあ、楽しかった。

往路をカーラジオでFMを聴きながら走行中、中国のFM放送局がEスポで何局も聞こえていたので、TR-1300を…いや、9300を持って来れば良かったかな?とも思ったのですが、それは次回の楽しみとしましょう。

時間を見つけて短時間で、というのも旅行のメインストリームを邪魔しない効率的な楽しみ方だと思います。短い時間に楽しんだのを名残惜しみ、次の機会はいつかな、と胸の中に温めておくのも良いですね。

2015年9月15日火曜日

今も現役・TR-2300

TR-2300
電話級の講習会のとき、無線工学の講師氏が講習会場に持ち込んでデモQSOを見せてくれたリグ。
そのとき実機を見て一目ぼれ。

既に開局は50MHzでと決めていたのですが、TR-2200シリーズよりも一回り小さいこと、シンセサイザにより145MHz台を20KHzセパレーションで50ch実装という、当時としてはとても高機能であったことから、いつかは欲しいと思った機種だった。

TR-2300/VB-2300/MC-20
一目ぼれとは言いながらも、実際に入手したのはそれから23年後の西暦2000年、オークションのアマチュア無線カテゴリが盛んになった頃。

中学生当時とは違い、財力に物を言わせて(笑)、ソフトケース、純正別売りのヘリカルホイップアンテナや10WブースターのVB-2300も揃えて満足しています。

この機種に限らず、シンセサイザ等により進化した後の2mFM機は、日本では2mのレピータが許可になっておらず、未だにFMのシンプレックスによるQSOが主流であることから、wiresなどをやるためにトーンエンコーダやDTMFを使用することを考えない限りは、現役で使うことができるのが良いです。


TR-2300/MC-20/1200トランスバータ

この世代くらいまでの機種は、ハンドマイクから指先で周波数のアップダウンをコントロールすることは出来ず、腕を伸ばしてロータリースイッチをぐるぐると回して選局する操作が必要ですが、この操作が「無線ってこうだったよね」と思い出すきっかけにもなるので、お勧めします。

ちなみに現在も、TR-2300は1200MHzFMにQRVすべく、トランスバータの親機として活躍中です。
気が向いたときにでも、電池を入れて、ケースに入れて、そしてショルダーベルトで肩からぶら下げて屋外運用と洒落こんでみたいなと夢想しています。