2019年7月22日月曜日

JL1はいつから割り当てが始まり、終わったのか。

 少し前に元林さんが公開されていた、完成!Excelコールブックを眺めていたら、JL1はいつから割り当てが始まって、いつ割り当てが終わったのかについて興味が出てきました。

 早速元林さんのblogのリンクからExcelシートをダウンロードし、JL1の割り当てが始まった昭和53(1978)年から切りの良い5年毎の免許の切れ目というか免許の日を特定します。
 かつて、平成に入る少し前にJL1は一度再割り当てが行われましたが、一度も免許を切らせずに継続しているみなさんのおかげで、じーっとExcelシートを見ていると、画像では黄色でマーキングしていますが、平成30(2018)年…ってことは40年経ったのか!!!…の7月20日に免許になったみなさんが、浮き上がって見えてきます。
 昭和53年7月20日、この日は、Excelで特定できるJK1XV*からJL1AD*の範囲と、たぶんその前後の数局が免許になりました。より発音のしやすいJK1とJL1の明暗(暗なのかw)が分かれ、以降、1万局を超える(個人局は16142局)JL1という発音のしにくいプリフィックスの割り当てが始まった記念すべき日です。

 私にとってのそのころは、ちょうど電話級の講習会…夜間コースだったので3カ月くらい講習期間がありました…の修了試験が行われた頃で、既にIC-502で50MHzSSBを夜な夜なワッチをしていたのですが、JK1がついに終わりそうということで、やはり自分の割り当てはJL1になるのか、と少し残念ながらも、早くコールサインが決まって電波を出したいとワクワクしていた時期です。
 で、私の免許の日は11月25日でした。カレンダーを遡ると土曜日で、当時の郵政省は完全週休二日の導入前であったことが想像できます。自分の記憶では月曜日に学校から帰ってきたら「無線局免許状在中」と書かれた封筒が届いていて、それを開いてすぐに電波を出した記憶があります。実際の開局は11月27日月曜日でした。
 私自身は、一度免許を切らせているのですが、セカンドレターまで同じの同期のみなさん(と勝手に呼んでいるのですが)の中で、2局ほど11月25日免許の人が一度も切らさずに更新されているので、後から自分の免許日を思い出すためのきっかけになりました。

 余談はまたの機会として、Excelシートをじーっとにらみつける作業を続けると、昭和54年4月3日にExcelで特定できるJL1XE*からJM1AM*の範囲とその前後の割り当てがあって、JL1の割り当ての第一幕が終わることがわかります。そして、この日を境にJL1とJM1の明暗wが再び分かれます。
 両プリフィックスともに、そのまま読むと発音のしにくさは同じようなものですが、パイルアップのときなどにフォネティックコードの違いで「ジュリエット リマ ワン」と「ジュリエット マイク ワン」とでは判りやすさが全然違うので、JM1のほうが恵まれています。
 しかし、JL1って1年もたなかったんですね。意外でした。1エリアのプリフィックスがいつごろ割り当てられたかについては、元林さんのPrefixのページに記載があります。

 これまた余談ですが、当時、このJL1なにがしが気に入らずに、もっと発音しやすいプリフィックスのコールサインが欲しくなって、親戚に住所を借りてJH0のコールサインをとりました。こちらも同じような調査方法で昭和54年3月21日に免許と特定できています。
 もし、このときに北陸エリアに親戚なり知人がいれば、JA9W**の後半-X**の前半に間に合っていたことも改めて判明しました。惜しかった。
 日本でもVanity Callsignの仕組みが欲しいです。JB1やJC1をVanityで開放しないかしら。

 もう一つ余談です。JK1についてもいつからいつまでを調べました。過去のツイートをそのまま引用します。
「更にJK1についても調査を進めた(大げさ)。昭和52(1977)年4月30日にJK1AA*の免許があり、昭和53(1978)年7月20日のJK1XZ*(JL1AA*-JL1AH*あたりと同じ日ですな)の割り当てに至ります。JK1は1年以上もったんだね。」