2015年9月10日木曜日

50MHzは学生がたくさんOn Airしているバンドだ

70年半ばから後半、アマチュア無線の入門書にはこう書いてあった。
ずばりこう書いてあったかは別として、「50MHzには学生がたくさんいるんだよ」と。

夜な夜な中高生がラグチューしている賑やかなバンドだ、なんて、本や入門系の雑誌にそう書いてあれば、自然と50MHzに興味が出てくる。
次に悩むのはモード、そしてリグ。
SSBか、AM/FMか、という選択肢に悩むのと同時に、SSBなら井上IC-502かトリオTR-1300、AM/FMなら松下RJX-601かNECのCQ-P6300かという悩みがあった。悩みというか、雑誌を見ながら頭の中でどのスイッチをどう動かすとどうなる、という妄想を繰り返し、甲乙を比較してみるという楽しい作業だったのだが。

私が1978年の春から夏にかけて電話級の講習会に通った頃は、既に50MHzはSSBに相当数移行というか、新規開局はSSBで始める人が多かったことから、SSBなら必然的にIC-502かTR-1300のどちらかにしようと考えることになり、毎夜の脳内比較で悶々としたものだった。

ちなみに、NECのCQ-P6500やミズホのピコ6は少し後の世代だし、講習会終了後の時期に出てくるRJX-610の存在を知らず、候補にはなり得なかった。610は1978年8月発売で、どの無線機を買おうか悩んでいる時期はこれより少し前になる。610は50.0-50.5MHzまで周波数カウンタ付きのVFOでSSB/CWで出られるので、あと数か月早く出てくれば一番の候補になったに違いない…

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