更新版まえがき(2026/5/14)
当初、Manual Dialという機能を理解していないままこのエントリーを書いたのですが、どうやら、このManual Dialという機能は、「他のデジタルやアナログ機などのトランシーバで、送信中にDTMFでコード入力をして、その周波数で接続しているノードなどからその先の別のノードへの接続や切断操作に使うことと同じ」なのかもしれないと考えを改めました。
というのは、最近SFR-Meshという考え方のDMRリフレクタ(の一種なんでしょうね)が始まって、入り口と出口は最寄りのSFR(デジピータ)で、その先は接続操作によってネット経由で繋がっている別のSFRと接続しておしゃべりをする、ということが始まっていて、そのマニュアルを読んでいると、Manual Dial機能を使って接続や切断操作をしていることが書いてあるからです。まだちゃんと読んでいませんが、これまでは、漫然と、Wiresやエコーリンクみたいに、近隣のSFRに接続して、送信中にDTMFをピポパしてやるのだと思っていたのですが、ちょっと違うことを理解しました。
最寄りSFRから、その先のSFR-Meshなどのリフレクタへの接続や切断の操作をするときに、一時的にManual Dial機能を使ってコマンドを入れる、ということなんだと思います。
その観点から、一度書いた与太話を校正しながら内容を更新しようと思います。以下、原文です。【】で囲んだ部分や消し線は校正して内容が変わったものとして読んでください。
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Manual Dialという項目がAT-D168UVのメニューにあって、見かける度に「これはきっと予めCPSなどで設定したものではなくて、思いついたタイミングでその場でDMR IDと通信できるように設定する方法」なんだろうなと思っていました。
【そのようにできなくもないのですが、原文の方法だとけっこう窮屈で意図しない操作の結果になります。更新版まえがきのとおり、DMRでの、目の前に見えるSFRから、見えないその先への接続操作の機能のようです。】
やりかたを書いてみます。
大前提として、他のチャンネルの設定が変わるのは困るので、プレーンなVoIP用のチャンネルを一つつくりました。【これは実験にもなっていないので、次回更新時にVoIPのZoneから削除します。】
- 周波数は「もともとTGIFに接続しているホットスポット1号機」に設定している438.01MHz
- TG1、TS1、CC1の中立的な設定
- チャンネル名称はそれっぽく「Manual 438.01」
- 【ここでは438.01のTG1TS1CC1でチャンネルを作っていますが、実際の運用の際にはシンプレックス用のSFRのZoneから(例えばこちらの近隣では、川崎中原区のSFRの周波数の438.53がSFR-Meshに参加しています。)、Manual Dialを使おうとするSFRの周波数を選べばよいと思います。SFR-Meshの接続SFRのリストが公開されていますね。チャンネルの呼称はデジピータリストに準じているようです。】
【以下は凡例として読んでください。Manual Dialを使う際の挙動も書いてあります。】
上側のバンドで表示しているのがそのチャンネルです。VoIPのZoneに入れました。このプレーンなチャンネルでManual Dialを使ってみます。 チャンネルを表示して待ち受けをしている状態から赤い[戻る]ボタンを2回押します。そうすると、項目:Talk Groupのメニューが表示されます。
項目:Talk Groupは緑の[メニュー]ボタンを一度押して、上下にスクロールすると表示される、メニューの第一階層にあります。AT-D168UVはメニューの選択のためのスクロールを、ロータリーエンコーダを使ったりテンキーの数字ボタンを押せない機種なので、[戻る]を2回押したほうが早いです。
で、「3 Manual Dial」を選んで緑ボタンで「Select」です。そうすると、Private IDを入力する画面になります。個人のDMR IDを入力して送信すれば、相手が同じDMRリフレクタ(例えばTGIF、例えばBrandMeisterなど)に接続中であれば、相手の無線機に反応があるのでしょう。詳しくはわかりませんが、そんなイメージなんでしょうね。
今回はPrivate IDあての通信ではなく、トークグループあてなので、ここでテンキーの[#]を一度押します。
そうすると、このようにGroup IDを入力する画面になり、トークグループのIDを入れられます。ここで44050を入れて、そのまま送信するとTGIF44050に接続できます。438.59MHzの神奈川区のSFR:デジピータから自分の声が戻ってくるはずです。
【この例では、TGIFに接続済の自分のホットスポット(比較しての例示では、中原区のSFRに相当します。)から44050(その先のSFR-Meshに参加しているネットワークの先の見えないSFRに相当します。)に接続していますが、実際にはSFR-Meshへの接続操作により、接続されているSFRのリストのTalkGroupの番号を入れることになります。】
送信後は一番上の待ち受け状態の画面になります。ところが、このManual Dialの機能にはネックがあって、送信後に待機時間がある程度あると、Group ID(Private IDでも同じです)に入力した内容がクリアされて、その前に接続していたGroup IDなりに接続先が変わります。
- Manual DialのGroup IDで(例)44050を入れて送信【実際には44050ではなく、接続されているSFRのリストにある番号を入れる】
- 送信を終えて(または相手の信号を受信してから)、無操作時間が始まる。感覚的には30秒くらい経過(もっと短いかも)
- Manual Dialの内容がクリアされて、無線機はその前に接続していたGroup IDに設定が変わる。【Zone「SFRchs」で438.53を選んでいる場合は、TG1のTS1のCC1の中原区のSFRにアクセスする状態、Zoneに設定しているチャンネルの設定に戻る。】(Manual Dial操作を行う前に電源を一度落としても、その前に接続していたIDを記憶しているようで、ちゃんとその前に接続したIDに設定が変わるようです【これ、あたりまえの挙動ですね。Manual Dialは一時的な操作なので、時間が経過すれば元々のチャンネルの設定に戻るだけです。】)
クリアされた後に送信すると、その前に接続していたGroup IDで送信することになり、恥ずかしい思いをする。この恥ずかしい思いをするパターンの送信中は、その前に送信したときのTalk Groupのリストの内容、「コンタクト」が表示されて、違うトークグループで喋っていることに気づきます【SFR-Meshの接続マニュアルを読むと、一定時間が経過して無線機のManual Dial操作が終わって、元々のチャンネル設定(TG1TS1CC1)に戻っても、SFR-Mesh内の接続先とはタイムアウトするか、明示的に切断操作をするまでは繋がったままとのことです。】
のでご注意ください。
このへん、Geminiに聞いてみたらこんな答えでした。ある程度汎用的な回答なので、デフォルトのIDが何を指すか明確ではないですが、クリアされた後にはその前に使ったTalk Groupのリストのいずれか一つが選ばれているんだろうと想像しています。
お粗末様でした。






