本エントリーはAT-D168UVをお使いの方がごらんになっているケースが多いと思うのですが、国内ブランドのハンディ機とは違って、細かいところでアレに感じることがあると思います。でも、値段が安いし、こんなもんかな?と同時に感じているでしょうね、私もそうです。
このD168UVですが、数年前に触ったQYTのCB-58(国内では有志の大変な努力があってQYT28として頒布されています)と比べてみると、数年分の進歩を感じました。
その数年分の進歩を感じつつDMRモードの運用を楽しんでいるんですが、ホットスポットを通じてTGIFトークグループで喋る自分の声を、デジピータからの電波でモニタをしてみたいという希望が出てきて、もう一台DMR機を買ってみようかという気になってきました。
で、Retevis(Ailunce、アイランスというブランドとしても展開しているようです。何の違いなんだろう)のH1という機種を物色してみました。SFR(シングルフレケンシーレピータ)機能が付いていることや、JARD保証リストに載ったことや、あとは2万円以下で買えるのでお財布に優しめというところからです。
本当はモービル機が欲しかったんですが、今のところDMRのモービル機は1機種くらいしか選ぶことがなさそうなので、もうちょっと待ってみようかと。
H1を意を決して注文したものの、なかなか届きません。このSYDという業者はトラッキングデータを載せるのが遅いので、荷物の現在位置を知るのにタイムラグが大きく、じりじりします。
12/5の朝になってみると、昨夜は無かった12/1のデータが入力されて、ようやく佐川のりんくう営業所に荷物があることがわかりましたが、今、佐川急便は荷物急増で届け先によって荷物の受付を中止したり(12/4実施、一日で解除)しているので、ここからまだまだ時間がかかりそうです。国際情勢が原因ではなかったようです。で、待っているだけではつまらないので、H1のCPSを触ってみることにしました。Ailunce公式からダウンロードして起動してみると、プログラム自体は洗練されている印象があります。AnyToneのそれとは違い、色使いがおしゃれです。
今までさんざ貼ったので、D168UVのCPSはすでに見飽きていると思いますが、実務的です。
首尾よく起動できたので、D168UVのコードプラグで積み上げてきた内容をH1に移してみようということで作業を始めてみました。
無線機本体の設定、例えばPFキーの割り当てなどは実際に無線機を触りながらじゃないとイメージが掴めないので、周波数やトークグループの登録を進めます。
やはりメーカーにより用語に方言がありますね。デジタルコンタクトリストのことをRetevis/Ailunceでは「Local Address Contacts」、AnyToneでいうところの「Contacts/Talk Groups」は 「Priority Contacts」と言っています。
実際にチャンネルをCSVを使ってメモリしていったりZoneを作っていくと、D168UVのほうが項目名称のバイト数が多かったり、Zone一つあたりに登録できるチャンネルの数が多かったりで、扱いが楽だということがわかりました。
何より大きな違いというか、D168UVのほうが良いじゃん!という点は、Zoneの編集のGUIでした。H1の例で上に乗せた画像では、Zoneに加えたいチャンネルを一つ一つクリックしていきます。マウスで選択していくのもなかなかの手間ですが、これノートPCのスクラッチパッドで始めたらなかなかの手ごたえでした。対してD168UVですが、わざと加えたいものを複数選択した状態でキャプチャを取ったのですが、シフトを押しながらクリックすると複数レコードを一度に選択できて、中央の→ボタンを押すと一度にZoneに追加できます。こういうところはきっと蓄積があるんでしょうね。見た目よりも使い勝手だよね、と感じます。
あと、TGIFトークグループ用に設定するチャンネルの名称に使える項目のバイト数が D168UVに比べると少なくて、コールサイン6文字+4文字のみの範囲でどう表現するかを考えることになりました。
無線機本体の設定以外のところはコードプラグ化したので、あとはH1が来るのを待つばかりです。いつ頃着くかな、本来ならとっくに着いているはずですが、あと1週間くらいはみておきましょうか。
余談なんですが、わたくしコードプラグの設定時に、スタートサウンドをOFFにしていて、ダウンロードしたコードプラグをそのままお使いの場合はスイッチオン時に無音で立ち上がってると思うんですけど、AnyTone機のスタートサウンドを聴きたい方は、無線機のメニューから出せるので、お好みで出るようにしてください。
QYT28のとき(たぶんQYT28、CB-58はAnyToneのOEMなんでしょうね。同じ音が出ます。)にスタートサウンドが爆音で出て、しかも止めるすべがなく、スピーカを手でふさいで起動していました。そんな苦い経験から、スタートサウンドは切ってあります。
スタートサウンドの設定変更は、緑ボタン→Settings→Radio Set→Voice FUNC→StartSound→お好みでONの緑ボタン、現状どおりならOFFで赤ボタンです。



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