2019年9月13日金曜日

IC-SM2を使うのだ。

ハムフェアで見つけたお宝のIC-SM2を使うべく、早速配線をケンウッド8ピンに変更しました。

全てが完了するまでの四苦八苦を記録のために記しておきますw

1段階:
アイコムの「エレクトレットコンデンサマイクはマイクのホット側に電源が重畳されている」という仕様を確認。まずはとりあえず使えれば良いということで、ケンウッドの5番ピンからの+8Vとマイクのホット側をショートさせて、IC-SM2のマイクアンプとエレクトレットコンデンサマイクユニットの動作を確認。とりあえずマイクの体をなすことに安堵。
ただし、こうするには8Vをマイクアンプが内蔵されているIC-SM2の台座まで引っ張ってくる必要があるので、マイクケーブルをオリジナルの3芯から手持ちの8芯のもの交換した。

2段階:
この状態ではケンウッドのマイクのホット側に重畳された8Vが無線機に戻ってしまうので、それは不味かろうと、直流をカットするために電解コンデンサを入れる。手元に47μFのものがあったので、それを適当にマイクのホット側と8Vをショートする(無線機側から見た)手前に入れる。しかし送信するとハムる。
このあたりで、冷房下での作業が原因か、風邪をひく。

3段階:
ハムの原因は二つあると思われ、一つ目は電解コンデンサによる直流カットがうまくいっていないこと、二つ目はマイクのシールドがうまくいっていないこと(繋がっていればよいだろうと適当な配線をしたので、芯線をマイクのホット、芯線を取り巻くシールドでマイクのコールドとしていないからと想像)とした。
風邪ひきの中、頭の整理。

4段階:
二つの原因のその一、コンデンサの極性が反対だったことに気付きw、無線側から見て手前がプラス、反対側がマイナスと改めた。しかし、ハムは改善せず。手で持つとハムが治まるなど、安定しないのでマイクのアースに不備があるのではと想像。
風邪は治っていないが、作業をする。

5段階:
一晩経って、それではともう一つの原因を解決するため、マイクのホットとコールドを適正なケーブルで接続すべきとして、マイクケーブルの半田付けをやりなおす。ハムは治まった。しかし、音が悪い。ダイナミックレンジがエレクトレットコンデンサマイクとは思えないほど狭い。そうだった、IC-SM2は音が悪いのだ。40年前もそうだった。
送信テストする声が風邪ひきの鼻声である。

-----ここまででハムフェアから6日経過-----
6段階:
ハムフェア終了から最初の土曜日午前中、狭い音(プラス風邪ひきの鼻声)で送信しつつのローカルラグチューでヒントをもらう。
「1.エレクトレットコンデンサマイクのユニットを交換すべし、2.アイコムの内蔵アンプは取り去って直結で使え、3.台座裏側のボリュームは便利だが使わない、4.フレキシブルパイプの先の送話口の先は、薄い部分を傷をつけないようにテープや布で保護した上でラジペンでネジの反対方向に慎重に回すと外れる」

7段階:
そして午後、作業に入る。エレクトレットコンデンサマイクのユニットは手持ちが二つ。一つは3極(マイクのホット、コールド、電源)、もう一つは2極(マイクのホットに電源+が重畳、コールド)。当然ながら簡単な3極のユニットを採用する。そして、マイクアンプのユニットを取り去り、配線終了。自分で「あーあーあー」とやって隣の無線機でモニタをしても、鼻声であるが明らかに音が広い。
これで完了である。これで完了である!(涙)


全てが完了し、ケンウッド仕様に配線変更され、更にスポンジ風防を装備したIC-SM2であります。そういやIC-SM2を新品で買ったときにスポンジ風防が付いてましたね。色もこんな感じのグレーでした。開局当初にIC-502で出ていた当時のことを思い出します。
実はこのスポンジ風防、IC-SM2には有効で、このマイクは正面でしゃべると10~20cm離れていてもけっこう吹くんです。なので上に書いた試行錯誤と並行して、通販で探してたのところでした。
ちなみに寸法は、【高さ4.8cm、幅3cm 内径1.5㎝ 深さ3.8cm】のものを選びました。これでぴったりです。

ついでにMC-90のものも揃えました。こちらは【高さ:約72mm、内径:約35mm、外径約(60~65)mm】です。こちらもぴったりです。
両方とも【】の中の内容で検索すると商品がヒットすると思います(2019/9/13現在)。
そして、やっと風邪が治りつつあります。

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